| 確認 |
レイヤー3スイッチは,ルーターとスイッチの両方の機能を持った機器です。
そのレイヤー3スイッチを使ってVLAN間ルーティングをすることもできます。
●VLAN作成と確認
VLANの作成と確認は,レイヤー2スイッチと同じです。
今回のラボ・シナリオでは,VLAN10とVLAN20を以下のように作ります。
SwitchA(config)#vlan 10
SwitchA(config-vlan)#name VLAN_10
SwitchA(config-vlan)#exit SwitchA(config)#vlan 20
SwitchA(config-vlan)#name VLAN_20
そして,作ったVLANをポートに設定します。
Fa0/1をVLAN10に所属させます。
SwitchA(config)#interface fastEthernet 0/1
SwitchA(config-if)#switchport mode access
SwitchA(config-if)#switchport access vlan 10
Fa0/2をVLAN20に所属させます。
SwitchA(config)#interface fastEthernet 0/2
SwitchA(config-if)#switchport mode access
SwitchA(config-if)#switchport access vlan 20
VLAN確認は,show vlanコマンドです。
Fa0/1がVLAN10に,Fa0/2がVLAN20に所属しているのがわかります(赤字の部分)。
SwitchA#show vlan brief
VLAN Name Status Ports
---- ---------------------- --------- -------------------------------
1 default active
Fa0/3, Fa0/4, Fa0/5, Fa0/6
Fa0/7,
Fa0/8, Fa0/9, Fa0/10
Fa0/11,
Fa0/12, Fa0/13, Fa0/14
Fa0/15,
Fa0/16, Fa0/17, Fa0/18
Fa0/19,
Fa0/20, Fa0/21, Fa0/22
Fa0/23,
Fa0/24, Gi0/1, Gi0/2
10 VLAN_10 active Fa0/1
20 VLAN_20 active Fa0/2
1002 fddi-default act/unsup
1003 token-ring-default act/unsup
1004 fddinet-default act/unsup
1005 trnet-default act/unsup
●VLAN間ルーティングの設定
ここからが,レイヤー3スイッチならではの設定です。
はじめに,スイッチでルーティング機能を有効にするip
routingコマンドを入力します。
いろいろ設定してから「VLAN間ルーティングができない!」という場合,このコマンドを忘れているケースがよくあります。
忘れずに。
SwitchA(config)#ip routing
次に,VLANの仮想インタフェースにIPアドレスを割り当てます。
レイヤー3スイッチでは,VLANを作るとそのVLANごとに仮想インタフェースを作れるようになります。
そのVLAN用の仮想インタフェースが,VLANのマシンのデフォルト・ゲートウエイになるわけです。
VLAN用の仮想インタフェースは,SVI(switch
virtual interface)とも呼ばれます。
VLAN10の仮想インタフェースに192.168.0.254/24を割り当てます。
SwitchA(config)#interface vlan 10
SwitchA(config-if)#ip address
192.168.0.254
255.255.255.0
同様に,VLAN20の仮想インタフェースに192.168.1.254/24を割り当てます。
SwitchA(config)#interface vlan 20
SwitchA(config-if)#ip address
192.168.1.254
255.255.255.0
以上で設定は完了です。
Fa0/1につながる192.168.1.1/24のパソコンと,Fa0/2につながる192.168.2.1/24のパソコンが通信できるようになります。
●ネットワークの状態を確認
上の設定をしたときのネットワークの状態は,以下の図のようになっています。
レイヤー3スイッチの中に,ルーターとスイッチが入っているイメージです。
ルーターがルーティング機能で,スイッチがVLANです。
VLANを作った数だけ,スイッチが作られる格好になります。
そして,ルーターがスイッチを収容する部分が,VLANの仮想インタフェースになるわけです。

ルーティングに関する設定は,ルーティング・テーブルを見ればわかります。
ルーターのように,show ip routeコマンドが使えます。
SwitchA#show ip route
Codes: C - connected, S - static,
I - IGRP,
R - RIP, M - mobile, B - BGP
D - EIGRP, EX - EIGRP
external, O
- OSPF, IA - OSPF inter area
N1 - OSPF NSSA external
type 1, N2
- OSPF NSSA external type 2
E1 - OSPF external type
1, E2 - OSPF
external type 2, E - EGP
i - IS-IS, L1 - IS-IS
level-1, L2
- IS-IS level-2, ia - IS-IS inter
area
* - candidate default,
U - per-user
static route, o - ODR
P - periodic downloaded
static route
Gateway of last resort is not
set
C 192.168.0.0/24 is directly
connected,
Vlan10
C 192.168.1.0/24 is directly connected,
Vlan20
192.168.0.0/24がVLAN10に直接接続しており,192.168.1.0/24がVLAN20に直接接続している,と表示されました。
VLANの仮想インタフェースにIPアドレスが割り当てられたことが確認できました。
レイヤー3スイッチは,このルーティング・テーブルを参照してVLAN間通信をするわけです。 |
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