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複数のVLANが所属するポートのことを「トランク・ポート」と呼びます。
複数のスイッチを介してVLANを構成する場合は,スイッチ同士がつながるポートをトランク・ポートにします。
2台のスイッチを使ってVLANを構成する場合の設定を見てみましょう。
●トランク接続のしくみ
アクセス・ポートでは,一つのVLANにしか所属できません。
しかし,1個のポートに複数のVLANのデータが行き交う場合もあります。
その場合,そのポートをトランク・ポートに設定します。
ポートをトランク・ポートに設定すると,そのポートでトランク・プロトコルが動作し,MACフレームにVLAN情報を付加して送り出すようになります。
この手法は「タグVLAN」とも呼ばれています。
トランク・プロトコルにはシスコ独自のISLと標準のIEEE802.1Qがありますが,Catalyst2950ではデフォルトでIEEE802.1Qが使われます。
このラボでは,スイッチ2台がつながるポート同士をトランク・ポートに設定してみましょう。
それぞれのスイッチにはVLAN10とVLAN20という二つのVLANを作り,トランク・ポートでその二つのVLANのトラフィックをやりとりできるようにします。
●VLAN設定を確認
最初に,VLANの設定を確認しましょう。
VLAN10とVLAN20が作られている状態です。
SwitchA#show vlan brief
VLAN Name Status Ports
---- ---------------------- --------- -------------------------------
1 default active Fa0/1,
Fa0/2, Fa0/3, Fa0/4
Fa0/5, Fa0/6, Fa0/7, Fa0/8
Fa0/9, Fa0/10, Fa0/11
10 VLAN_10 active
20 VLAN_20 active
1002 fddi-default active
1003 token-ring-default active
1004 fddinet-default active
1005 trnet-default active
以上はスイッチAの設定ですが,スイッチBも全く同じ状態です。
●ポートにVLANを設定する
それでは,スイッチのポートにVLANを設定しましょう。
Fa0/1にVLAN10を設定します。
SwitchA(config)#interface fastEthernet
0/1
SwitchA(config-if)#switchport
mode access
SwitchA(config-if)#switchport access vlan 10
次に,Fa0/2にVLAN20を設定します。
SwitchA(config)#interface fastEthernet
0/2
SwitchA(config-if)#switchport
mode access
SwitchA(config-if)#switchport access vlan 20
最後に,Fa0/12をトランク・ポートに設定します。
コマンドは,switchport mode trunkとなります。
SwitchA(config)#interface fastEthernet
0/12
SwitchA(config-if)#switchport mode trunk
スイッチAの設定は以上です。
スイッチBも全く同じコマンドを入力します。
設定は以上です。
●トランク接続を確認
Fa0/12のトランク接続の状態を確認してみましょう。
SwitchA#show interfaces FastEthernet 0/12 trunk
Port Mode Encapsulation Status Native
vlan
Fa0/12 on 802.1q trunking 1
Port Vlans allowed on trunk
Fa0/12 1-4094
Port Vlans allowed and
active in management
domain
Fa0/12 1,10,20
Port Vlans in spanning
tree forwarding
state and not pruned
Fa0/12 1,10,20
Fa0/12がIEEE802.1Qを使ってトランクしていることがわかります。
また,このポートでは,VLAN1〜4094の全トラフィックを許可していることも確認できます。
●トランク・リンクで許可するVLANをVLAN10とVLAN20だけにする
ただ現状では,トランク・ポートでやりとりするトラフィックはVLAN10とVLAN20のものだけです。
なので,トランク・リンクでVLAN10とVLAN20のトラフィックだけを許可するようにしましょう。
トランク・ポートで,switchport trunk allowd
vlanコマンドを入力します。
SwitchA(config)#interface fastEthernet
0/12
SwitchA(config-if)#switchport trunk allowed vlan 10,20
これで,トランク・ポートでVLAN10とVLAN20のトラフィックしか許可されなくなりました。
確認してみましょう。
SwitchA#show interfaces fastEthernet 0/12 trunk
Port Mode Encapsulation Status Native
vlan
Fa0/12 on 802.1q
trunking 1
Port Vlans allowed on trunk
Fa0/12 10,20
Port Vlans allowed and
active in management
domain
Fa0/12 10,20
Port Vlans in spanning
tree forwarding
state and not pruned
Fa0/12 10,20
「Vlans allowed on trunk」の項目が,「10,20」に変わりました。
これで,トランク・リンク上にはVLAN10とVLAN20のトラフィックしか流れないようになったことが確認できました。 |
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