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VLAN設定の基本は,なんと言っても「ポートVLAN」です。
インタフェース・ポートに「このポートはVLAN○番」と設定する方法です。
●VLANとは?
VLAN(バーチャルLAN)とは,その名の通り,LANを仮想的に作る技術です。
通常ならばLANスイッチは,全ポートにつながるマシンが一つのLANに所属します。
ところがVLAN機能を使うと,フレームをやりとりできるグループを「VLAN○番」というように設定できます。
こうすることで,あたかも異なるLANを作ったようにできるわけです。
●VLANを設定する
VLANの設定方法はいろいろありますが,ここでは,基本中の基本である「ポートVLAN」を使って設定してみます。
ポートVLANは,LANスイッチのポートにVLAN番号を設定する方法です。
Catalystのデフォルトは,すべてのポートがVLAN1に所属しています。
ここでは,SwitchAのFa0/1とFa0/2をVLAN10に所属させて,Fa0/1とFa0/2につながっているマシン同士しか通信できないようにします。
最初に,スイッチでVLAN10を定義します。
グローバル・コンフィグレーション・モードで「vlan
作りたいVLAN番号」と入力します。
すると,VLANの設定モードに入ります。
ここで「name VLAN名」とすると,VLAN名を設定できます。
SwitchA(config)#vlan 10
SwitchA(config-vlan)#name VLAN_10
次に,ここで作ったVLAN10に所属させたいポートにVLANを割り当てます。
switchport mode accessは,このポートをアクセス・ポートに設定しています。
スイッチの各ポートは,一つのVLANに属する「アクセス・ポート」または,複数のVLANに属する「トランク・ポート」のいずれかに所属します。
Fa0/1はVLAN10にしか所属しないので,アクセス・ポートに設定します。
そしてswitchport access vlan 10で,このアクセス・ポートにVLAN番号を設定します。
SwitchA(config)#interface fastEthernet
0/1
SwitchA(config-if)#switchport mode access
SwitchA(config-if)#switchport access vlan 10
Fa0/2も同様に設定します。
SwitchA(config)#interface fastEthernet
0/2
SwitchA(config-if)#switchport
mode access
SwitchA(config-if)#switchport access vlan 10
設定は以上です。
●設定の確認
VLANの設定状況を確認しましょう。
show vlanコマンドを使います。
SwitchA#show vlan
VLAN Name Status
Ports
---- --------------------- --------- -------------------------------
1 default active
Fa0/3, Fa0/4, Fa0/5, Fa0/6
Fa0/7, Fa0/8, Fa0/9, Fa0/10
Fa0/11, Fa0/12
10 VLAN_10 active
Fa0/1, Fa0/2
1002 fddi-default
active
1003 token-ring-default active
1004 fddinet-default active
1005 trnet-default active
VLAN Type SAID MTU Parent
RingNo BridgeNo Stp BrdgMode Trans1 Trans2
---- ----- ---------- ----- ------
------
-------- ---- -------- ------
------
1 enet 100001 1500 - - - - - 0 0
10 enet 100010 1500 - - - - - 0 0
1002 fddi 101002 1500 - - - - - 0 0
1003 tr 101003 1500 - - - - - 0 0
1004 fdnet 101004 1500 - - - ieee
- 0 0
1005 trnet 101005 1500 - - - ibm - 0 0
Remote SPAN VLANs
----------------------------------------------------------------------
Primary Secondary Type Ports
------- --------- ----------------- -----------------------------------
Fa0/1とFa0/2が,VLAN10に所属していることがわかります(赤字の部分)。
それ以外のポートは,デフォルトのVLAN1に所属していることも確認できました。
ちなみにこのVLAN情報は,通常のコンフィグレーション・ファイルには保存されずに,vlan.datと呼ばれる設定ファイルに保存されます。
この状態で,同じVLANに所属する,Fa0/1のパソコンとFa0/2のパソコン同士は,通信できます。
それ以外のポートにつながるマシンとは通信できません。
つまり,Fa0/1とFa0/2だけが通信できるLANを作ったことと同じになったわけです。
●vlan databaseを使ってVLANを設定する
「VLANデータベース」を使ってVLANを設定することもできます。
今回の設定を,VLANデータベースを使って設定してみましょう。
特権モードでvlan databaseと入力して,VLANデータベースの設定モードに入って設定します。
SwitchA#vlan database ←VLANデータベースの設定モードに入る
SwitchA(vlan)#vlan 10 name VLAN_10 ←VLAN10(名前はVLAN_10)を定義する
VLAN 10 added:
Name: VLAN_10
SwitchA(vlan)#show changes ←反映される予定の設定を表示させる
ADDED:
VLAN ISL Id: 10
Name: VLAN_10
Media Type: Ethernet
VLAN 802.10 Id: 100010
State: Operational
MTU: 1500
Backup CRF Mode: Disabled
Remote SPAN VLAN: No
SwitchA(vlan)#apply ←設定を反映する
APPLY completed.
SwitchA(vlan)#exit ←VLANデータベース設定モードから抜ける(これだけでも設定が反映される)
Exiting....
通常設定モードとの違いは,VLANを定義した段階では,まだ設定が反映されないところです。
applyまたはexitと入力した時点で,設定は反映されます。
ただし,最近のスイッチは,VLANデータベースモードに入ろうとすると,以下のような警告メッセージが出ます。
SwitchA#vlan database
% Warning: It is recommended
to configure
VLAN from config mode,
as VLAN database mode is being
deprecated.
Please consult user
documentation for configuring
VTP/VLAN in
config mode.
「コンフィグモードでVLANを設定することを推奨する。VLANデータベース設定モードは賛成しない」とあります。
VLANを設定するときは,通常のモードで設定するのがいいみたいですね。
●CatalystスイッチでのイーサネットVLANの作成
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/tac/793/lan_switching/3-j.shtml |
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