ViaのCCIE R&S 受験記 2008/06/03
●2007年9月 1回目の挑戦

 2007年の9月に1回目のLab試験を受けました。筆記合格から約半年後の受験になります。正直緊張しました。試験2週間前ぐらいからソワソワしだして、試験前の日曜日は勉強が手につかず、試験会場を下見に行きました。

 で、試験当日です。試験前日は早めにベッドに入りましたが緊張のせいで寝付けず、眠ったのは朝4時ごろだったと思います。6時30分に起床して遅刻しないよう早めに家出ました。試験会場には8時15分ぐらいに到着、ちょうどもう一人の受験者が部屋のベル押したところらしく一緒に入室し、ドリンクは缶コーヒーを手に取りました。

ワークブックと本番の違いに戸惑う

 一通り説明を受けて試験開始です。パラパラと問題を見たところIEWBより文章の量がやや少なく感じます。早速問題を解き始めます。やはりIEWBとは勝手が違うところが多く結構戸惑いました。Lo0は150.1.x.xが頭にこびり付いててなかなか切り替わりません。また私はIEWBのVer3.03で勉強してきたのですが、このVersionはスイッチが2台しかないため本試験とは台数が異なり、また試験では台数が違うなりの問題が多くて大苦戦です。とりあえず各機器のL2接続性は何とか確保してIGPに取り掛かります。こちらも何問かわからないものがありましたが、なんとか午前中にIGPを解決しました。

 お昼は不味いです。それよりももう試験のことが頭から離れず、心ここにあらずといった感じです。全員食べ終わるとちょっと休憩で、外国人の受験者がジェームスとおしゃべりを始めました。きっちり30分休憩し午後の試験開始です。

もう少し手ごたえがあると思ったが…

 午後も予想以上の強敵ぞろいです。MulticastやQoSは正直1問づつぐらいしか自信がありません。IEWBより文章の量が少なくて最初は喜んでたのですが言い換えれば不親切なんですよね。IEWBで甘やかされて育ってきたので結構きついです。最後にBGPですがこれは完璧に解けました。この時点で4時ぐらいだったと思います。前に戻って飛ばした問題、不安な問題をやり直します。しかし抵抗むなしくタイムアップになりました。

 正直準備不足でした。1回目なので様子見でもあったのですが、もう少し手ごたえがあると思っていましたのでがっかりです。コンディションも悪く、また薄着で行って試験中ずっと寒い思いをしたりと満足のできる挑戦ではありませんでした。


●2008年1月 2回目の挑戦

 2回目のLab試験の挑戦です。前回の挑戦からちょうど4ヶ月たちました。

 前日は22時30に布団に入りました。IEWBを一日やってたため肩こりがひどく、また最高気温5℃の中自転車でラーメンを食べに行ってたりで、体調が絶不調でした。体調や緊張のせいで30分ほどで目が覚めてしまい、そこからは全然眠ることができませんでした。

「逃げ出したい…」焦れば焦るほど眠れない

 何度も布団から出たり入ったりを繰り返しましたが、時間がたてばたつほど焦りがひどくなり、総武線の始発が通る音を聞いたときは本当にがっかりでした。もう寝るのはやめようと思いましたが、5時ごろに眠ったようです。で、6時30分に目覚ましが鳴り、シャワーを浴びることにしました。もうこの時点で少し疲れており逃げ出したくもなりましたが、取りあえず時間通りに行き、着席することを目標に家をでました。

 新宿に着いたのが8時05分ごろで会場に向かいます。途中コンビニが見えたので少しでも体力回復、眠気解消を狙ってドリンク剤を購入して歩きながら飲みました。会場前に着くとほかの受験者と一緒になり、プロクターに扉を開けてもらって待合室に行きます。先に4人ほどいて後から1人の受験者がきました。今回は韓国の方1人以外は日本人でした。

 時間になり、プロクターから説明があるかと思いきや機材のトラブルが起きている様子。30分ほど待たされて説明を受けます。正直、トラブルで別の日に再受験とかにならないかなと期待しましたが甘かったようです。10分ほど試験の説明を受けました。9月に受けたときと若干変更があったらしく、今回は時計すら持ち込み不可とのことでした。

特訓が功を奏して午前は9割以上の出来

 2番目に名前を呼ばれて着席し、試験開始です。この時点でちょっとほっとしたのかガツガツと試験をやるわけではなく、淡々と問題を一通り見ました。トポロジーは前回と比べると格段にシンプルでちょっと拍子抜けしましたが、その分問題は難しいんだろうなと思いました。一通り問題を見たところで、試験直後にやるべき「トポロジーを書き写す」と「コンフィグのコピー」を実行しました。このとき時計を見ると30分経過しています。

 問題を解いていきます。最初は前回全然得点できなかったセクションです。淡々と進めます。さすがに特訓したかいあって好調です。前回に比べ全然問題が素直です。やや違和感というか、前回との差に戸惑いを受けながらもセクションを攻略し、IGP問題を解き始めます。こちらも淡々と進めます。3問ほど引っかかりましたが、CCDとか見れば何とかなるレベルだったので先に進めます。

 そうこうしているうちにIGPが終了しました。3問ほど題意を満たせていなかったのですが、取りあえずtclshで疎通を確認したところ、気持ちいいくらいに一発でクリア。この時点で2時間半経過です。また淡々と進めることにしました。試験開始から3時間後、ランチタイムになりました。たしか午前中は4時間あったはずと思いながら昼食をとります。

 昼食は萬作の「お得膳」(http://www.sapere.co.jp/menu/otoku/index.html)です。午前中の出来は9割以上取れてる自信があったので、何気においしくいただきました。試験時間は開始が遅れたせいもあり、午前3時間、午後5時間になりました。全員食べ終わったところでトイレに半強制的に行かされ試験再開です。

思考が止まった午後試験…体にムチ打つ!

 午後も淡々と進めます。ただ頭の回転が悪くなってきました。眠くはなかったのですが、思考が止まります。なんていうか深く考えられないんですよ。 問題を注意深く読んだ上で回答していかなくてはならないのですが、問題をざっと読んで機械のようにコマンドを打ち続けてしまうのです。あとで見直せばいいやと思ってるのですが、確実にそれは目の前にある壁からの逃避です。難しい、めんどくさい、なんかよくわかんない、まぁいいや、次の問題で気分転換しよう。こんなダメダメ状態に陥りました。で、MulticastとQoSだけで1時間半ほど費やしました。また淡々と進めてBGPです。これも途中で疲れてしまい、午前中の残りの課題を解決に行きます。

 そんなこんなを繰り返し、時計を見ると残り一時間。この時点でもう飽きたというか諦めが入ります。そもそも今日は受験するだけで取り合えずOKと考えていたので十分やったかなとも考えましたが、落ちるなら落ちるで少しでも点数が高いほうがうまい酒が飲めるかなと、最後までほとんど回転していない頭に鞭打ってがんばってみました。意外とイケるもんで、CCD読みながらおっこれだ!というものが2問解答できました。

 で、タイムアップ。この時点で落ちているとは思いましたが、確実に落とした問題以外をすべて取れれば80点ちょいいけそうだったので、まったく期待がなかったわけではありません。荷物を受け取り会場を出ます。このときプロクターがものすごく優しい顔で見送ってくれました。なんかすごくほっとしました。

あまりにも予想通りの結果で「Fail」

 家に帰り一息つきます。試験が終わったらおいしいものを食べようと思っていましたが、結局疲れていつもと同じコンビニで済ませてしまいました。ダラダラとWebを巡回している22時ごろにメールが来ました。すぐに見ようか悩みましたが・・・すぐに見ちゃいました。案の定「Fail」の文字が。そうだよな。。。で、セクション別結果を見ると・・・最初のセクションは100% 次は80%・・・午後は・・・全然ダメ・・・。あまりにも予想通りの結果でした。


●2008年4月 3回目の挑戦

 3度目の挑戦です。初めてちゃんと寝れました。で、6時起床。SOYJOYを食べて、パラパラとメモを見てました。だんだん緊張、はぁ、行きたくねぇ。。。逃げたい。7時30分に早めに家を出ます。

 新宿三井ビルに8時5分ごろ到着。8時20分にLABに到着。歩いているとトイレからジェームス登場。「CCIE?」と言われ、「Yes」と返事。普段英語をしゃべらないので、これでも緊張。席に着き、IDの確認。今回は国籍不明1人、韓国人3人、日本人3人でした。フリスク食べまくりながら説明を聞きます。

どう考えてもおかしくないのに疎通が取れない

 で、9時11分スタート。問題はさすがに過去2回のものとは違います。イニシャルコンフィグをメモ帳にコピーし、一応メモ紙にトポロジーを複写。それから問題を見ました。パッと見はそれほど難しくない。おっラッキーか?

 レイヤー2回りを開始。曖昧な問題に不安が増加します。いくつか気持ち悪い点を残して、IGPに行こうとするも、なんかトラブル発生。あーこれか、と思いながら修正。IGPはそれほど難しくなく進み、疎通確認、あれ?あれれれ?どう考えてもおかしくないのに一部疎通が取れない。トラブルシューティング中に昼食の合図。コンフィグ保存とリブートをして昼食に行きます。超タイミング悪いよ!午前中3.5時間、午後4.5時間に時間変更。昼は相変わらずまずかったです。

 お昼は10分短縮になり、午後開始。驚いたことに開始とほぼ同時にSecurityの受験者がジェームスに「ギブアップ」と言って帰ってしまいました。そんなのあり!?とちょっと驚きましたが、自分もかなり不調だったので正直羨ましかったです。でもまぁ受験料やら今日までの努力やらを考えるとさすがにそれはできないので、邪念を払って試験に戻ります。

自分のミスがわかって途切れた集中力

 とりあえず午前中のトラブルシュートをするが解決できなかったので先に進めます。集中力があるうちにBGPからやることに。これはそれほど問題なく進めていきます。戻ってQoS、Multicastあたりを進めていきますが、ここでどうしてもIGPの件が気になりIGPのトラブルを再開。で、解った。自分のミスだった。泣いた。なんだかんだで一通りやってどうしてもわからないのがQoSで1問あり、時間は17時でした。一応軽く見直すも気力体力集中力がゼロ、ほぼ何もできずに試験終了。

 今回はまさに想定外って感じでした。疲れて22時ごろ電気つけたまま寝てたようです。今後続けていくことがつらくて仕方ありませんでした。


●2008年5月 4回目の挑戦

 あれほど続けることが辛く思ったのですが、1週間距離を置いたら他にやる事がない事に気づき、また不完全燃焼で終わるのも嫌だったので再開しました。もうこれでほんと最後、でないとCCIEを取ってキャリアアップどころか、精神的に病んで前に進めません。

これで最後と決めた受験、やはり緊張で眠れない

 でもまた眠れませんでした。これで最後と思ったからでしょうか、1回目に受験したときと同じぐらいのプレッシャーに襲われます。11時ごろベッドに入ったのですが30分ほどで目が覚め、それからはいくら目を閉じても眠ることはできませんでした。さらに2時ごろ緊張で吐きました。

 6時に起床?しシャワーを浴びます。まったく寝てないせいか逆に頭が冴えてます。軽くノートを見直ししていつもより早めに家を出ました。7時55分に新宿に到着し、途中のローソンで眠眠打破を購入、歩きながら飲み8時10分ごろビルに到着、ロビーのベンチに腰掛けてまたノートを見直しました。8時20分になったところで会場に移動。が、なぜか7階で降りてしまいました。あわててエレベータを呼び8階へ、この時点でかなり嫌な予感です。

 8時30分に全員集合です、あれ?なんか多いなと思ったら、Voice受験の人でした。いつのも説明を聞きます。Security・Voiceの人がそれぞれ個別に説明を受け、その後全員でLabルームに入室します。5番目ぐらいに名前を呼ばれ席に着きます。席は2回目と同じ席で、お気に入りの場所だったのでラッキー。

焦らず自分のペースを心掛ける

 9時13分、ジェームスの合図で試験開始。早速問題を見ます。トポロジーは…ふむふむ…問題をざっと読み…ほほう…。全機器のイニシャルコンフィグをメモ帳にコピーし、落書き用のトポロジー図を紙に複写。さぁて始めますか。と、最初のセクションでドン詰まり、あれれ??気がつくと1時間30分も経過しています。仕方なくCCDにアクセスして何とか解決します。次のセクション…結構苦戦。気が付くとすでに12時30分。ヤバイ!午前中にIGP終わらせたい…と思ったところで12時43分にLanchTimeの号令が。あぁぁ終わんなかった。

 とりあえずお昼を食べます。相変わらず不味い。きっちり食べると午後眠くなるかなと思い、ちょっとご飯は残しました。ゆっくりしたいのに13時に試験再開です。

 30分ほどでIGPが終了。でも3箇所ぐらいジェームスに聞きたい箇所がありました。とりあえずTclshでPingが(自分が通るべきと思ったところに)通ったので先に進むことにしました。ここからが午後本番だ!で、次のセクション…サクサク…その次のセクション…サクサク…その次のセクション…うーん1問だけどうしようもない問題が。最後のセクション…ちょっと面倒だけど何とかなるかな?

 気が付くと一通り終了です。この時点で時計を見ると3時30分。何とか午前の遅れを取り戻した感がありました。一通り終了するとちょっと安心したのか、30分おきぐらいにトイレに行きました。午前中異常ににのどが渇いてガブガブお茶を飲んでたようです。

見直し開始、ラスト3分のギリギリの修正

 ここでどうするか悩みます。まったく手をつけていない問題に着手するかそれとも一通り見直しをするかです。手付かずの1問はかなり苦手な分野でCCD見ながら回答して動作確認までやると最低1時間はかかる見積もりでした。それでも完全に題意を満たして得点できるかというとちょっと微妙です。悩んだ末、見直し兼あやふやな問題の再考を先にやります。コンフィグの見直しをしたところ1箇所ミスを発見、少なすぎて不安に…

 次はあやふやな問題の再考です。ジェームスに質問に行こうと思いましたが、試験前に英語で「私はあなたの受験をサポートしますので何かあったら質問してください。ただよく問題を読んだ上で来てください。もう一度言います、よく問題を読んだ上で来てください」。と言われてたのを思い出し、問題をよく読むことにします。

 問題をよく読む、よく読む、さらによく読む・・・あーそうか、そういうことか、ぜんぜん勘違いしてた。複雑な箇所だったので修正にはかなり時間がかかり、動作確認が終わると4時30分。他のあやふやな問題の再考を進めます。よく問題を読み返すうちに不明瞭だった問題もだいぶクリアになりました。で、それらも終了したのがちょうど5時でした。

 でラスト30分…。疲れたのでぼーっとしちゃいました。もう気力・体力・集中力が残っておらず、もういいやと思ってしまいました。とりあえずコンフィグ保存してタイムアップを待ちます。残り10分、特にすることもないので問題をペラペラめくります。ふと目に付いた問題を読み返します。なんか違和感…ちょっと考える…あれ?これ違うよな…うん、間違ってるよ!急いで修正します。ラスト3分(5分かも)の合図の後何とか修正完了。急いでコンフィグを保存、不安になってもう一度保存。で試験終了です。

「Pass」の文字、本当に本当にありがとう

 試験が終わりトボトボと帰路に着きます。帰宅途中何度も試験のことが頭をよぎり、そのたび「あれはやっぱり…」と落ち込んでしまいました。疲れきってましたが、試験が終わったら買おうと思ってたPC用地デジチューナを買いに秋葉原に寄ります。帰宅してパーツを取り付ける…映らない。いろいろ調べると自分のビデオカードがHDCPに未対応という事に気づきます。結構最近のパーツなのに…もう一度秋葉原に今度はビデオボードを買いに行きます。帰ってきたのが8時で、早速取り付けようとしたところなんかメールが着てる。

 なんとCiscoからのメールでした。正直早すぎると思い、各所の噂で遅いほうが合格してると聞いていたので、またダメかと考えながらWebにアクセス。取り合えずセクションごとのスコアを確認します。?あれ?スコアが載ってない?前のページに戻って確認します。PASS?CCIE#207xx?うおーーー合格してる。マジ?マジ?うはーーー。一瞬何がおきたかわかりませんでした。

 地デジのことはすっかり忘れて、応援してくれてた周りの人に電話しまくりました。本当に本当にうれしかったです。

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